循環器の病気 高血圧について その1
ここで高血圧と言う病気について説明しましょう。
高血圧の特徴
高血圧とは、収縮期血圧と拡張期血圧の双方、あるいはいずれかの血圧が一定以上高い場合をいいます。高血圧の血圧値の基準は、しばしばガイドラインで示され、世界共通に用いられています。無症状が高血圧の特徴ですが、高血圧では一般に自覚症状はない場合が多く、健康診断や病気で病院に行ったとき、たまたま血圧をはかって発見されるというのが普通です。症状が現れやすいのは、血圧が高くなり始めた初期です。
高血圧の症状
おもなものは、頭痛、頭重感、めまい、耳鳴り、肩こり、手足のしびれ(以上、脳神経症状)、動悸[どうき]、脈の乱れ、心臓部の圧迫感(以上、循環器症状)などです。これらの症状はある程度の期間、高血圧が持続すると、むしろ軽減するか、消失することが多いといえます。血圧の治療を受けずに放っておくと、高血圧が引き金となっていろいろな重大な病気が起こってきます。例えば、いつもの血圧値より大幅にしかも急激に血圧が上昇し、激しい頭痛、めまい、耳鳴り、吐き気、嘔吐[おうと]などに見舞われることがあります。
高血圧の目安
血圧は寒暖、季節、精神・情動、肉体活動などの変化によって容易に揺れ動きます。そのため、高血圧と診断するには「いつ血圧をはかっても高い」ことを証明する必要があります。医師は、初めて来院した患者さんが、たとえ高血圧の範囲に入る血圧値を示したとしても、すぐには降圧薬は出しません。日を変えて何回か血圧を測定し、いつも拡張期血圧が90mmHg以上、あるいは収縮期血圧が140mmHg以上であることを高血圧の診断目安としています。
