循環器の病気 高血圧について その2
高血圧を予防するには、またどう対処するのかお話します。
合併症の危険
血圧の高い状態をそのまま放置すると、脳や心臓の合併症を起こし、この合併症によって死亡する頻度が高くなります。日本人の死亡原因の第1位は悪性腫瘍(がんなど)ですが、第2位は心筋梗塞や狭心症などの心臓病、第3位は脳出血や脳梗塞などの脳血管障害です。そして、この第2位と第3位の病気はいずれも、その原因に高血圧が大きく関与しているのです。
高血圧は日常生活の生活態度が大事です。
高血圧が長くつづくと腎臓の細い動脈に動脈硬化が起こって腎臓の機能が失われ、人工腎臓や腎臓移植を必要とすることもあります。動脈硬化は眼底の細動脈にも出現し、眼底出血を起こして突然目が見えなくなることも少なくありません。高血圧治療の基本はまず薬に頼らない生活習慣の改善が重要です。これだけで治療効果の上がらない場合に初めて降圧薬を使います。
生活習慣改善方法
生活習慣改善とは、食塩摂取の制限や肥満の解消など食事療法、ストレスの軽減や適度の運動など日常生活の改善、禁煙や深酒の禁止など、嗜好物の摂取の改善などを行います。以上の療法を1カ月以上行ってもなお血圧値が高い場合に、降圧薬が処方されます。しかし、降圧薬を内服しているからといって、生活習慣改善をないがしろにしてはいけません。高血圧治療はあくまで日常生活の改善と食事療法であり、その効果を高めるために行われるのが、薬物療法ですので、高血圧が疑われる場合は日常生活を見直してみましょう。
